アラフォーで大人の発達障害と診断された僕の奮闘記

38歳で大人の発達障害と判明したアラフォー・ゲイです。定型発達の人とはちょっと違う、僕にとっては普通の日常を綴っていきます。現在は犬のエルモ、うさぎの福ちゃんと暮らしてます。

片付けられない僕を責めないで 大人の発達障害の特徴

発達障害の人は片付けや掃除が苦手なことが多い

f:id:inuyoshikenkichi:20210319233518j:plain

写真を加工しても隠し切れない汚部屋

小学生の頃、机の引き出しがグチャグチャで先生から注意されているクラスメートはいませんでしたか?僕はまさにそんなタイプの子供でした。中学生になって1人部屋になると、自分では整理整頓ができないので部屋は足の踏み場がなくなり、しょっちゅう親から怒られていました。机の上はもちろん、床にも脱いだ服や本、ゴミなどが散乱していて、CDなどを踏んで割ってしまうこともよくありました。そのうち親の怒りが限界に達すると、ようやく片付けをするものの、床が見える状態はほんの数日。1週間も経つ頃にはすっかり汚部屋に逆戻りの繰り返しでした。


発達障害者の抱える片付けスキルの絶望的な欠如という問題

解決策としてよく言われるのが、使ったら元に戻すということ。そんなこと、頭ではわかっているんですが、どうしてもその意識が抜け落ちてしまうのです。例えば、愛犬の散歩の後には足を拭くため引き出しにしまってあるタオルを取りだすのですが、足を拭くことに意識が移ってしまうので引き出しを元に戻すことを忘れて怒られることがよくあります。ゴミ箱に向けて投げたゴミが床におちると、後で入れようと思い先延ばしにするので結局ゴミは床に散らばったままになるのです。僕自身、どうしてこんな簡単なことができないのか不思議で仕方ありません。だから、「片付けられないのを発達障害のせいにするな」といった発言を聞くとますます落ち込んでしまいます。

鍵とPASMOだけはほぼ所定の場所に戻せるようになった

そんな僕は長年、家を出る直前になって鍵が見つからず予定に遅れたり、結局予定をキャンセルしたりするという問題を抱えていたのですが、アラフォーになった頃にようやく鍵とPASMOを玄関の所定の場所に置くということを覚えました。今でも、うっかりズボンのポケットに入れたままにしてしまうことはありますが、昔の僕と比べれば大きな進歩です。生活に支障をきたす部分についてはこれからも少しずつ改善していければいいなと思います。

憧れはミニマリスト

f:id:inuyoshikenkichi:20210319233555j:plain

発達障害者の場合、片付けたくてもどこから手を付ければいいか分からないという人が多いです。張り切って部屋の片づけを始めても、収拾がつかなくなり、逆に部屋が汚くなってしまうなんてことも。実は最近、寝室のクローゼットの中にあるものを断捨離しようと引っ張り出したせいで、今寝室の床が大変なことになっています。古い書類も捨てるといつか困るかもしれいないし、使う予定のない乾電池も捨てるのはなんだかもったいない。と考えているうちに片付ける手がストップしてしまします。あぁ、憧れのミニマリスト。早くいらないものを処分して、必要なものがいつでも見つけられるようになれると良いなと思っているのですが、当面の目標は、1週間前から見つからないワイヤレスイヤホンの充電ケーブルの発見ってとこでしょうか。